ヘテロクリニック

熱中症の応急処置 

夏になると毎年「熱中症」が話題になります。
「熱中症」というと屋外にいるときになるイメージがあるかもしれませんが、
屋内にいても熱中症は発症します。
2020年の6月~9月に「熱中症」により救急搬送された人の4割以上が屋内での発症です(総務省)。
熱中症で救急搬送される人の半数以上を高齢者が占めるのも屋内での熱中症発症の要因になっているかもしれません。
とはいえ、残りの半数近くの人たちは若くて「熱中症」になっているわけですから、どの年代であっても他人事ではありません。
毎年、熱中症によって亡くなる方がいらっしゃいます。圧倒的に高齢者の方が多いのは事実ですが、中には若い方もいらっしゃいます。
そして、意外と知られていないのが、熱中症による後遺症の問題です。
熱中症によってダメージを受けやすい臓器ってどこだと思いますか?
  1. 消化管(胃・腸)
  2. 筋肉
この3つの臓器が「熱中症」によってダメージを受けやすいといわれています。
想像していただいてわかるように、「脳」はいったんダメージを受けてしまうとなかなか回復するのが難しい臓器です。
では、なぜ「脳」にダメージが生じるのかというと、
一番の問題は熱中症によって生じる「脱水」です。
脱水症により、脳血流が減少し、さらに異常高体温が加わると、
脳に障害をきたします。
その結果として、高次機能障害(記憶力低下や判断力低下)や麻痺、嚥下機能障害、歩行機能障害などの後遺症が残ることがあります。
このような重度な障害にまではならなくても、
倦怠感やめまい、頭痛などが長期間(数週間から半年、数年など)続くこともありますので、熱中症対策を行うことは重要です。
それでも、熱中症になってしまったら、

脱水、及び高体温による脳、神経へのダメージをいかに食い止めるか、

時間との戦いになってきます。

 

環境庁が出している熱中症応急処置のフローがありますので、

こちらを参考にしてください。

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