糖尿病と認知症の関係 

健診で「血糖値が高い」と指摘されたという人は案外多いかもしれません。
実は、糖尿病は、厚生労働省の「令和元年 国民健康・栄養調査」によれば、疾患が疑われる人を含めると、
日本人の5~6人に1人が罹患(りかん)している、いわゆる国民病です。
糖尿病になると動脈硬化になるということを知っている人は多いかもしれませんが、
糖尿病になると認知症になる確率があるということを知っている人は案外少ないのではないでしょうか?
下のグラフを見てもらうと分かるように
糖尿病の人は、糖尿病ではない人に比べると認知症になりやすくなります。
これは、脳の血管が原因で起こってくる脳血管性認知症だけでなく、
糖尿病になるとアルツハイマー型認知症の発症リスクも高くなっています。
つまり、認知症を予防するためには、血糖値を正常に保つこと(糖尿病にならないこと)が重要なのです。
ますます、食事と運動がいかに大切なのかがわかりますね。
まずは、ご自身の認知機能をチェックすることから始めてみませんか?

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