足浴の効果
木ノ本景子 2024年11月19日 お知らせ
「温活」という言葉を聞いたことありますか?
「温活」とは、体を冷やさないようにするとともに温めて、冷えを改善するための活動を指します。
ちなみに、私たちの理想的な体温は、36.5~37度といわれています。
ちなみに、わきの下で体温を測定したときの日本人の平均体温は36.89度±0.34度 だそうです(1950年代の調査結果とのことなので、たぶん今はもっと低いかと思います。多くの診察してきた方の体温をみてきた単なる印象です。)
とはいえ、最近では36度以下の低体温の人が増えてきています。
「温活」の一つの目標が理想の体温に近づけること。
今日はその中の一つ「足浴」に焦点を当ててお伝えしていきます。
足浴は、身体が不自由な方にとっても身体への負担が少なく、
手足の先の血行をよくするだけでなく、リラックス効果があることがわかっています。
それだけでなく、足浴により性格形成や感情形成にかかわる脳の前頭前野の血流が良くなることが分かりました。
10~15分程度を目安に温まりすぎない程度にしましょう。
個人差はありますが、5~10分程度で皮膚の温度が最高に達し、血行が促進されます。
長時間足浴をすると、発汗エネルギーを使いすぎて疲労を高めてしまう可能性があるので、ご高齢の方、心臓に問題のある方、体力が落ちている方は注意してください。