ヘテロクリニック

掃除で心の健康を 

片づけをしたり、お掃除をしたりすると、
なんだかすっきりした。。という経験をした方も多いのではないでしょうか?

実は、私たちは散らかった部屋にいると
自分自身や自分の生活にネガティブな評価をするとされています。

雑然とした環境で生活すると
・ワーキングメモリー(※)の低下
・食生活の乱れ
・衝動をコントロールする力の低下
・慢性的な不安の増加
につながるということがいわれています。

つまり、散らかっていたお部屋を片づけただけで、
これらの問題が良い方向に向かい
自分自身への評価がアップするのです。

実際、ストレスホルモンのコルチゾールと、
散らかった空間で生活することの間には関連があるとされています。

掃除は脳トレになる

それだけでなく、掃除は脳にとっても大きな効果をもたらしてくれます。

① 運動
意外と掃除や片づけをするには、身体を使います。
この筋肉がいま収縮しているとか、この筋肉が気持ちよく伸びている
と意識すると更に効果的です。

② 整理整頓で前頭葉を鍛えよう
何を捨てて、何を残すのか
どこにどのように片づけるのか
意外と整理整頓をするときには頭を使います。
「選択」「判断」「系列化」という活動を行っている前頭葉の良いトレーニングになります。

③ 拭き掃除で幸せホルモンセロトニンを増やす
拭き掃除のような一定のリズムで反復する運動はセロトニンを増やすのに最適です。
運動を始めてから5分後くらいからセロトニンの濃度が高くなってきます。
毎日続けるとセロトニンを出しやすい脳に変わってくるので、
この機会にぜひ始めてみてはいかがでしょうか。

※ワーキングメモリーとは
物事をやり遂げるために情報を一時的に記憶し、思考や分析、判断などを行う能力です。
たとえば、読書をしているとき、読んだ内容を記憶して理解する
計算問題を解くとき、頭に数を一時的に残しながら暗算する
料理のとき、作業中の手順を頭にメモしながら、次の手順を導き出す
といった時に使われます。
そのため、ワーキングメモリーが低下すると
計画が立てられない、勉強に集中できない、会話がかみ合わない、聞いたことをすぐに忘れるといったことが起こってきます。
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