「散歩」と「ウォーキング」はどう違う?50代から実践したい、心と脳を整える2つの歩き方

「散歩」と「ウォーキング」。
どちらも歩くことですが、この二つの言葉から浮かぶイメージは少し違う、と感じる方も多いのではないでしょうか。
では、具体的に何が違うのか?
今回は、その違いを「目的」と「心身への効果」という最新の知見からひも解いてみたいと思います。
散歩とは:「脳を休ませる」ためのリフレッシュタイム
散歩の基本は、気晴らしや気分転換のために「ぶらぶらと歩くこと」です。
ペースや姿勢、歩幅といった決まりは一切ありません。
実は近年の脳科学では、この「ただ目的なく歩くこと」が、
働きすぎて疲労した脳を休ませるのに非常に有効だとわかっています。
リフレッシュ効果を最大限に引き出すコツは、「自然の癒やし」と「足裏の感覚」を上手に使うことです。
まずは、頬に当たる風や鳥の声、木々の香りなど、
周囲の自然に五感を開いてのんびり歩いてみてください。
もし歩きながら、日頃の悩みや不安など余計なことが頭に浮かびそうになったら、今度はご自身の「足の裏」に意識を向けてみましょう。
地面をしっかりと踏みしめる感覚や、体重が移動する感覚にだけ集中します。
そうすることで思考のループがスッと断ち切られ、再び自然の心地よさを深く味わえるようになります。
「最近やる気が出ない…」と感じる時の脳の休息には、この歩き方が圧倒的に効果的です。
ウォーキングとは:「脳と身体を育てる」ための有酸素運動
対してウォーキングは、健康増進や体力向上という「明確な目的を持って歩く運動」です。
スポーツの一種であるため、正しい姿勢、歩幅の広さ、腕の振り方、呼吸の意識などが重要になります。
筋肉をしっかり使い、少し心拍数が上がる程度のウォーキングを行うことで、血流がアップし、過去の記事でもご紹介した「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が多く分泌されます。
つまり、体力や筋力をキープするだけでなく、
記憶力を保ち、脳細胞を若返らせる「攻めのアプローチ」と言えます。
どちらを選ぶかは「その日の自分」次第
体力増強やダイエット、脳の活性化(神経可塑性の向上)を目指すなら、
効果が高いのは間違いなく「ウォーキング」です。
しかし、心が疲れている時や、どうしても頭の中が忙しい時は、
無理に姿勢やペースを意識するよりも、五感を開いてのんびり歩く「散歩」の方が、心と脳を軽くしてくれます。
「今日は脳を鍛えよう」
「今日は脳を休ませよう」
ぜひ、その日のご自身の体調や気分に合わせて、「散歩」と「ウォーキング」を上手に使い分けてみてください。
では、今日も良い一日をお過ごしください!
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